画質?悪いんじゃないわ落としてるのよ!
という、ツンデレ。
逝ってらっしゃいませ。よい旅を。
-das ist für die katze-
どんなお茶でも分け隔てなく頂く私ですが、実はフレーバードティーだけは少々苦手でした。
香りの趣味嗜好はひとまずおきます。
が、紅茶本体のボディが軽すぎる/まったくないものが多いように感じられます。
#偶々の可能性を棄却できる程度には飲んでいる、と思う。
#母集団が"世界中の茶"となると少々標本数が足りない気もしますがw
そういうわけで、"フレーバードティー"というだけでフィルターがかかってしまう病に長らく苛まれていました。
で、その病気の特効薬がこちら。
かまくら香茶庵の「花園:Frower Garden」です。
#かまくら香茶庵のネーミングセンスは多少かっとばしの気があると思います。キライじゃないけど。
#でもさすがに「王の翼」「高原の貴公子」はどうなんだろうと思わなくもない。
毎週末にふらふらと自転車で関東圏を回っていた頃、偶々見つけた喫茶店でこれを扱っていたお陰で今の私があるといっても過言ではナイ。
もう既にその喫茶店はなくなってしまいましたが・・・。
袋を開けただけで漂うノードは、"花園"の名のとおり百花繚乱の花。ところどころに梨やパイナップルのようなノードも感じられます。
#ドザールに香りが移ってしまいました。後で洗わないとw
さて、逝ってきますよ?
喫茶店で頂いたときの話を参考に、リーフの量ちょっと少なめ、1分30秒の抽出で行きます。
すばらしい水色。
ものすごい花の香気です。
#ちょっと花びらがフィルター抜けましたがご愛嬌。
甘さの奥にちょっとだけ酸が感じられます。
しっかりとした紅茶のボディを感じた後に、鼻腔に抜けていく香りは蜜とフルーツと、花の香り。
ガーデンテラスで心地よい日光を浴びながら飲んでいるような気分になるほど、心がくつろいでいきます。
#要は昔あった喫茶店がそんな感じだったということですが。
#また復活しないかなー。・・・多分ムリだろうなー。
・・・ま、まぁ、実はまだフィルターはかかってるんですけどね。だいぶ薄くなりましたけれど。
もういっちょ行きます。
std::tr1::bindはとても便利です。一度使うと無しには生きられません。
#単相lambdaが出来れば無くても・・・?
で、bindの強力な機能に"プレースホルダ"というのがあります。
ま、要は関数の引数の一部を束縛せずにおいて置くという機能です。
#先の投稿で"_1"とやってるところがそれです。
さて。さてさて。
VC2008sp1において、bindはstd::tr1名前空間にあります。
一方、プレースホルダは、std::tr1::placeholders名前空間にあります。
これでナニが起きるかというと・・・ADLが利かなくなるんデスねーーー。
boostにおいては、プレースホルダがboost名前空間にあったため、
boost::bind( std::minus< int >(), _1, 100 );
と書くことが出来ました。うむうむ。超便利。
ですが。これがVC2008sp1ではどうなるかというと。
std::tr1::bind( std::minus< int >(), std::tr1::placeholders::_1, 100 );
(;゚ Д゚) …!?
せんせー帰っても良いですか?
using namespace std;
using namespace std::tr1;
としても、事情はあんまりよくなりません。
bind( minus< int >(), placeholders::_1, 100 );
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻責任者デテコーイ!
自戒と備忘録を兼ねて。
VC2008sp1から、std::tr1::bindが使えるようになりました。
これに関して"とてもしょーもないこと"でハマったので、忘れないように記録しておきます。
using namespace std;
using namespace std::tr1::placeholders;
bool b( false );
//なんか操作
tr1::function<> f = b
? tr1::bind( minus<>(), _1, 100 )
: tr1::bind( plus<>(), _1, 100 ); //Error!
(つд’)ゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
ま、すぐにピンときました。
"3項演算子の2項目と3項目は相互に代入可能でなければならない"からですね。
有名な例だと、
class B {};
class D1 : public B {};
class D2 : public B {};
bool b( false );
//なんか操作
D1 d1;
D2 d2;
B* pb = b ? &d1 : &d2; //Error!
こんなのがあります。
上の例では &d1 &d2 をstatic_castで基底クラスにキャストすればOKですね。
・・・ちなみに、最初の例ではbindで束縛した結果をいったんtr1::functionで受けておいてから3項演算にかければ良いです。
未来の私へ伝言:
auto a =
? [](){ return 100; }
: [](){ return 1000; };
はエラーになりますよー。
C++0xのドラフトの中で、[[final]] 属性は下記のように定義されているそうです。
The [final] attribute applies to class definitions and to virtual member functions being declared in a class definition. If the attribute is specified for a class definition, it is equivalent to being specified for each virtual member function of that class, including inherited member functions.
If a virtual member function f in some class B is marked final and in a class D derived from B, a function D::f overrides B::f, the program is ill-formed; no diagnostic required.
やる気ない意訳:
[final]属性をつけたクラスとは、すべての仮想メンバ関数に[final]が付いてるのと同じです。
で、[final]属性つき仮想メンバ関数をオーバーライドするのは不適(ill-formed)です。
#豪快に省いている。後悔はしていない。
・・・ん?んんんん?
[final]クラスって継承禁止じゃないの?
というところを突っ込んだのがMeyers先生。
先生驚愕して曰く、「どうしてJavaのfinalとこんなに意味が違うのか。説明せよ。」
む。今日の今日まで私もfinalクラスは"継承禁止"とばかり思っていました。
#仕様はこのMLみるまで知らなかった。今では反省している。
これに対するお答え。
Mathias Gaunard氏曰く、「継承はオーバーライド以外のネタにも使う。そこまでシバくと困る。」
"オーバーライド以外のネタ"とは、氏によると"strong typedef"と"EBO"とかだそうです。
#strong typedefはともかく、EBOが働く基底を[[final]]にする意味がわかりません。オシエテエロイヒト。
Nick Hounsome氏曰く、「Javaとは違うのだよJavaとは!」
「継承までシバいたらprotectedメンバやら変数やらに触れなくなって困る。そこら辺を何とかする方法がないと。」
で、Meyers大先生曰く、「そんな誤解しやすい名前じゃなくて別の名前にすべきではないか。でないとみんな混乱する。」
ん。そのギセイシャがここに少なくとも一人。
#ま、まぁJavaは"なでる程度"しか触ってないですが。
Sean Hunt氏曰く、「Javaのfinalって良いことなにもな(ゲフンゲフン)」
あなたは私ですか。
finalが別のところで市民権を得ているトコからすると、挙動をそろえるのが筋。
さもなくばリネームしたほうがいいというMeyers超先生(IMEがえらい変換しおった・・・)のご意見に今のところ一票。
#でも[all_final]ってのはちょっとイタダケナイ。
本日、ちょっとショックなアクシデントに見舞われました。
ついでにヤケドを負う始末。テンションウナギサガリです。
止めとばかりに外出て本でも読むかというタイミングにあわせて豪雨。
これはうまい茶飲んでヒキコモルしかありません。
はい。奇古堂シリーズ第二弾。"大禹嶺(ダイウーリン)"です。
大禹嶺は梨山よりも高所で作られる(2700m)高山茶です。
年中霧深い冷涼な、"仙境"といっていい場所のようです。
ヤバめな話として、国家保護公園内で非合法栽培されているらしく、茶園とか生産者の情報は"クローズド"です。
また、生産量に比例して人気が高いため、上の話とあわせて"ニセモノ"をつかまされやすいお茶のひとつです。
・・・ま、こちらは奇古堂さんで振舞っていただいた上で譲っていただきました。
私の舌などたかが知れてますが、奇古堂アイテムならばその点を心配する必要はないでしょう。
さて、今日も逝ってきますよ?
はい、一煎目からすごい香気です。
この香りを"清香(チンシャン)"と表現するそうですが、ほかにどういったらいいかわかりません。
爽やかな高原にいる仙人のイメージが沸きました。
一気にテンションはウナギアガリです。
円い。甘い。涼しい感じが過ぎると、清香がふぅと抜けていきます。
香気が体中に染み渡っていくような感じがします。
これは、これは一戦目から既に酔わされた!
二煎、三煎と重ねるうち、だんだん"爽やか"なアタックが強くなってきました。
100度で淹れているはずですが、受けるイメージは"涼しい"感じ。
五煎目でキャラクタがガツンと変わりました。
清涼感よりも甘さが際立ってくるようになりましたよ?
(かといって清涼感が落ちているわけではない)
はい、こちらが8戦目の時のお姿です。
・・・色味は落ち着いてきましたが、深みはぜーんぜん薄くなっていません。
なんという強度!
甘さ、香気とも尚増している感じがします。
これは12戦以上交戦できるんではないでしょうか・・・。
・・・交戦を続け、こちらがなんと15戦目の姿。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工?確かに深みは落ちたよ?でも15戦目だよ?おかしいんじゃない?
高山の香気はやわやわと薄れていきましたが、まだ骨のある甘さがあります。
結果:17戦目でもまだ甘かった。ポットの湯が3回なくなった。・・・大禹嶺、恐ろしい子・・・っ。
[追記] 大抵のお茶でいえますが、クオリティシーズンでキャラクタはえらく変わります。
普通の高山茶は5月と10月の二回、製茶されるそうです。
が、この恐ろしい子は8月と12月の二回だったりするそうです。
"夏の大禹嶺"はもっとしっかりしたボディを持つ茶だそうです。
"大禹嶺・夏の陣"とか張る必要がありますね・・・。また台湾に行かねばならんのか。
今日は図書館で読書モードでした。
#会社に逝ったりもしましたがね・・・\(^o^)/
で、図書館でまったり出来たかというとそうでもなく。
子供の嵐が待ち受けていたりする夏休みのある日。
まぁ、幸い席が空いていたので、辞書とノート広げて↓の本を倒しにかかってみたり。
さて、前口上はこの辺にして、本日のお茶はこちら。
ダージリン No.1 (がじゅまろブレンド)
はい。先日のRisheehatと一緒に買いました。
がじゅまろさんがお店を構えていらっしゃったころには、これが一番人気だったそうです。
かくいう私もファンだったり。
はい。こちらが茶乾です。
ブレンドにつき正しいクオリティシーズンはよくわかりません。
リーフにちょこちょこ強い緑色が混ざっているので、多分ファーストフラッシュでしょう。
いつもどおり、ヤカンでカンカンに沸騰した湯を精製します。
ポットは最近ゲットしたヤツを使用。
#ストレーナ使わなくてもリーフがでて"きにくい"ステキアイテムらしい。
#というわけで、リーフのでかいSFじゃなくFFを使っていじめてみた。
さて、逝ってみましょうか。
おぉ。これまたいい水色。
リーフもあんまりもれてません。
#飲むのに忙しくてピンを確認してなかった。今は反省している。
・・・懐かしい味です。ウマいとか何とか言う前に。
#もちろんウマいんですが。
アタックはやわらかく、ボディはしなやかな感じ。
苦味と渋みはほぼありません。
(やっぱりファーストフラッシュだと思う)
さわやかな草の香り、柑橘系のにおいが広がってやわやわと消えていきます。
ん・・・香気で茶園がわかるほどのレベルじゃないですが、どっちかといわれれば西な気がする。
さて、おかわり頂つつ、続きを読みますかな。