http://www.longgate.co.jp/products.html
あちらこちらでステキなレビューがあがってきていますね。
さて… こちらは極秘で入手した奥付の一部ですが…!
…極秘で入手もなにもないですね。半年くらい前から魔導書に呑み込まれておりました。ガッツリとw
という訳で、まともなレビューは他のかたの素晴らしいレビューをご覧いただくとして(ヲィ)、何気ない裏話などをつらつらと書いてみます。
・タイトルについて
タイトルが「魔導書」に落ちつくまでに、まぁいろいろと案が30ほど上がりました。
いくつかピックアップ…
- プログラミングマガジンC++
- on C++
最初は「C++」オンリーな流れだったっぽい。「on C++」は直球で今でもナイスタイトルだと思います。 - Village of C++ → Town of C++ → City of C++ → State of C++ → United States of C++
成長する雑誌www - C++マガジン ロングゲート
- The Lang. Gate
株式会社ロングゲートに絡めた案。 - 空飛ぶスパゲティコード / Flying Spagetti Coding
- C++の奇妙なプログラミング
どなたの発案かはまぁなんとなく言う間でもなさそう…w - 萌えるLanguages (略してもえラン)
- 長門有希のHappy Programming
- 闇の書
(版権的に)危険が危ないですw
・表紙デザインについて
「魔導書」という名前が付いた瞬間に浮かんだ原案(魔方陣)を、さらっとリファインしたものです。
月のように見える、手前と奥の小さい魔方陣は月じゃなくて"C"ですw そのまわりにチョイチョイ書いてあるルーン文字は、"CPLUSPLUS"とひたすら書いてあったり。
・裏表紙デザインについて
まだどんなデザインかはヒミツ…にしておきましょう。こちらのデザインコンセプトは「魔導書」。まんまですが、ご覽頂ければきっと…w
裏話ばかりでもなんなので、感想も少し。
expertなC++er達(自分除外)ががっつり書き込んだコードをここ数ヶ月チェックしたりデザインしたりレビューしたりしていた訳ですが、正直、C++の表現力/懐の広さを思い知りました。この方向で特に尖っているのがdigitalghostさんの「メタプログラミングノキワミ アッー!」と、Egtraさんの「Variadic Templates −お前を待っていた−」でしょうか。…どちらも、掲載されているコードの分量はものすごいです。読むのが大変です。最初にコードだけ見ると脳内コンパイラが悲鳴をあげるレヴェルです。
メインの開発言語がC++でない方にも見て頂きたい記事は、近藤さんの「BoostCon2010体験記」でしょうか。最後のセクションを読めば、きっと目から汗が…!
今年の頭から自身の記事を書いて、その後表紙/アイコン/広告デザイン、その後編集…と、半年くらいがあっという間に過ぎた感がありますが、大変ながらも楽しい時間でした。Vol. 2でも一枚噛みたいくらいです。
ロングゲート各位、執筆者の皆様、ならびに"ミドルゲート"各位にはお世話になり/お世話をかけました。ありがとうございました。